EclipseからAndroidのソースを見るには

Androidデバッグしていると、android.jarの中身を見たくなることがあります。

いろいろ調べてわかったことをメモに残しておきます。

Androidのソースは公開されているのですが、これを取得するには、gitを使う必要があります。
あ、これはWindowsでのやり方ですので。

準備

まず、gitをインストールします。
cygwinを使う方法もあるのですが、gitだけのために入れるのもシャクなので、msysgitを入れることにします。

http://code.google.com/p/msysgit/

ここからダウンロードします。
今回入れたのは、「Git-1.6.4-preview20090730.exe」です。
ダウンロードして、インストーラを起動して入れます。PATHに入れておくことも忘れずに。

Androidのソースを取得

ディレクトリ構成は次のようにしています。

C:\Android 
├─android-sdk-windows-1.5_r3
│  └─platforms
│      ├─android-1.1
│      └─android-1.5
│          └─sources
└─mydroid

mydroidというのは、gitで取得したリポジトリを置く場所です。
コマンドプロンプトを起動して、C:\Android\mydroidに移動します。
そして、gitコマンドでcloneを作ります。
cloneするリポジトリのパスは、「git://android.git.kernel.org/platform/frameworks/base.git」です。

C:\Android\mydroid>git clone git://android.git.kernel.org/platform/frameworks/base.git

少々時間がかかりますが、これでbaseのソースが取得できます。

ソースディレクトリにjavaのコードをコピー

C:\Android\mydroid\base\core以下のディレクトリをC:\Android\android-sdk-windows-1.5_r3\platforms\android-1.5\sourcesにコピーします。
sourcesディレクトリは新規に作成してくださいね。

Eclipseを起動

既に起動している場合には、再起動しておいた方が安心です。

起動したら、android.app.Activityを選択して、右クリック-「Open Declaration」を選択すると、Activity.javaのソースが見えるはず。
ブレークポイントも設定できるので、デバッグ時に重宝しますよ。